AV女優は子供を産むべきでないという意見について
麻美ゆまの子宮がんとの闘病生活がクローズアップされるにつれて、
ネットで気になる意見があった。
「AV女優をやったからにはそもそも子供を産むべきではない」という意見だ。
理由としては
・貞操観念の緩い仕事についたからには普通の母親の生活は諦めるべきだ
・将来子供が知ったとき苦しむことになる
といったものだ。
しかし、貞操観念の緩い仕事、といっても様々であり、その線引きも人によって様々であろう。
水商売経験だけで嫌な人もいれば10年以上風俗やAV女優をやっていても気にしない人もいる。
結局人それぞれとしかいいようがない。
極端な話をすれば、戦後すぐの米軍の慰めにならざるを得なかった女性もいるだろう。
これに対して、現代において性産業に従事する必要性は小さいという批判もありうる。
しかしそれを言うなら需要者側、すなわち男も性産業をにぎわしている面がある。
女個人の問題ではないのである。
将来子供が知ったとき苦しむことになる、という意見もあるが、果たしてそうであろうか?
仮に母親がAVに出ていても、その1点のみで軽蔑するだろうか・・
それに至った経緯や理由については気になるかもしれないが・・
結局この問題は、『誰でも幸せになる権利があるのか?』という点に収束される。
誰もが幸せになる権利がないというなら、子供も幸せになるのは難しい、と考えるに至るだろう。
誰もが幸せになる権利があるというなら、子供も幸せになり得るだろう。
そして前者の人間は、自分の友人や知人や親族がAVに出演したら、
もう幸せにはなれない、と決めつけてしまうタイプだろう。